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なにをしたか・なにをおもったか
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YUKI
本を読む時の環境って大事だなと感じました。

通勤の暇つぶしに小説を読むことが ままありますが、中途半端な
通勤時間のせいで、どうしてもコマ切れになってしまいます。

必然、登場人物や設定がこんがらがって、とりあえず結果(真相・犯人
・トリック)だけで満足してしまっていることが多々あります。
そういう意味ではその物語のポテンシャルを理解・堪能しきれずに
読み流してしまっているものがほとんどだと思います。もったいない。

そういうわけで、出張や旅行などで遠出をする際は、1冊の文庫本を一気に
読み切るという絶好の読書環境が整うので、遠出用の本を購入する時は
いつも以上に吟味します。

そして今回、はくたか&サンダーバードという野鳥タッグによる5時間移動
が発生することが明らかとなるに至り、厳正なる吟味の結果、大門剛明
『雪冤』(せつえん)が読まれることになりました。

本当は、長野/新潟県境の関田峠に行ったことを書こうかと思っていた
のですが、この『雪冤』があまりにも凄かったので、体育会系な記事から
文化会系な記事にすっかり様変わりしてしまった次第です。

内容は詳しくは書けませんが、死刑制度と冤罪という重いテーマをベース
に、“よー考えられてる”展開が秀逸です。泣きそうになる場面もあります。
登場人物のややこしさと耳慣れない法律用語と後半の二転三転する真相の
せいで、コマ切れ読みならば、ここまで引き込まれることはなかったで
あろうと思われます。

また、京都が舞台で、北野白梅町・西陣警察署・油小路・荒神橋など
親しみのある地名が次々登場し(これだけ実在の地名が頻出するのも珍しい
と思えるくらい)、その距離感や雰囲気がリアルにわかるので、
そういう贔屓目もあって魅力を感じたのかもしれません。

さらに、京阪電鉄からお金もらってるの?と思いたくなるような
「京阪押し」が展開されるので、京阪沿線の方であれば 地元がテレビ
中継されているような感覚になるのではないでしょうか。

直江津から読み始めて気がつけば金沢、
メシ食って乗り換えて気がつけば京都。
この本さえあれば北陸新幹線は不要です。

一気読みできる時間があれば、皆さんもぜひ。



最後に一応 関田峠について箇条書き。

1.日本海まで遠望できるという見晴らしがイチオシの峠だが、
 それよりも頂上付近のブナ林が非常に美しい。

2.日本有数の豪雪地帯だけあって、6月なのにまだ冬季閉鎖中。
 ただ車道の除雪は済んでおり、自転車がお荷物になるという
 前回のような悪夢の再来は回避。

1+2.残雪とブナと静寂がつくり上げる雰囲気は神秘的ですらあった。

| 和尚 | 本を読む. | 2012.06.04 Monday | comments(0) | - |
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