先週、へそくりをJR宛に大量放出して贅沢な旅をしてまいりました。
「サンライズ瀬戸・出雲」 大阪 -> 熱海
学生時代はずいぶんとムーンライト各種にはお世話になりましたが、
寝台列車は人生初です。
大阪駅ホームで、もうすぐ本当のお別れになる「きたぐに」を
見送った後、各方面の終電が次々と発車してゆき、日中のあの喧騒が
嘘のように静まり返った駅に入線してくる朝焼け色の電車、東京行。
14両オールダブルデッカーの迫力と巨大駅の静寂が、
なんとも言えない旅情をかきたてます。
よく考えてみると、真っ暗な車内から夜の車窓を眺めるのも初めてで、
大阪駅からしばらくは見飽きた眺めなはずなのに、通勤電車からの
それとはまた違った夜の風景が素晴らしかったです。
京都駅を待たずして、いつの間にやら夢の中へ。
翌朝は箱根湯本で朝風呂に入って帰ってきました。
さて、最初からわかっていたことですが、残念だったのは車窓から
sunriseを拝めなかったこと。天気うんぬん以前に、熱海着5:43。
この時季ではまだ真っ暗。経費節約とラッシュ回避のためとはいえ、
ぜひ次は車窓からご来光を堪能したいものです。